東京大学応援部を見る

六大学野球の観戦に行ってきた。2023年の9月17日に行われた、東大vs早稲田の第二戦である。結果は、2vs6で負けてしまい、前日の第一戦も負けていたため、勝ち点はつかなかった。

 

六大学野球について少し解説する。六大学野球とは、東大、早稲田、慶應、法政、明治、立教の六大学による野球のリーグ大会である。ここから派生してか、六大学が集って試合をするスポーツはいくつかある。例えば、軟式テニス

 

リーグ戦は春と秋に毎年行われている。各大学の総当たり戦で、先に二勝した方の勝ちである。どちらかが二連勝すればそこまでだが、一勝一敗だったり引き分けの試合があると第三戦にもつれ込む。

 

六大学のうち、東大以外は優勝したことがある。東大は二位が最高順位で、1998年の春季リーグ以来ずっと最下位につけている。ここ最近は各季に一勝したりしなかったりだが、何十連敗という記録をニュースで聞いたことある人も多いだろう。

 

六大学野球の解説が長くなってしまったが、この六大学野球での応援活動から誕生したのが東大応援部である。戦後すぐは野球が大学スポーツにおいて非常に重要な地位を占めていたらしい。今でも野球の早慶戦では両大学が休校にするぐらいだから、その面影は残っているだろうか。

 

余談だが、東大応援部のチアリーディングの創始者衆議院議員の松島みどりらしい。彼女のことはうちわ不祥事があって知っていたが、当時176人しかいなかった東大の女子新入生全員に勧誘の手紙を書いて、彼女と誘いに乗った一人の女子新入生二人でチアを始めたらしい。なんともバイタリティ溢れるエピソードである。彼女が代議士をしているのも納得である。

 

さて、私はこのブログで何度か東大応援部について書いてきた。最近では、東大応援部の動画をyoutubeで漁ったり、最相葉月の「東大応援部物語」を読んだりしている。こんなことをしていると、本物の東大応援部を見てみたくなる。ということで、一人で神宮球場に向かった。

 

試合は11時開始だったのだが、生憎、起きたのが11時だった。そこから身支度をして出発したが、到着した時には5回の裏の東大の攻撃で、6回が始まろうとしているところだった。この時のスコアはなんと、2 vs 1で東大が勝っていた!!!球場についた時、youtubeで聞き馴染みのある東大のチャンスパターンが聞こえた時は興奮した。

 

500円で応援席の学生チケットを買い、応援席に乗り込んだ。空はまさしく淡青に輝き、東大応援部の応援が鳴り響いていた。

 

一人で行くのに少し躊躇いもあったが、声を出して大空のもと応援するは気持ちよかった。途中、リーダーが目の前にきてこちらをみながら声をはり応援するのだが、私がちゃんと応援しているのがわかると他のところに行ってしまうのが、面白かった。

 

試合展開としては、その後に、早稲田に二点追加されたが、2 vs 3という場面で、東大はツーアウト二塁、三塁という場面も作り出せていた。惜しくも、ものにすることはできなかったが。

 

応援部のリーダーたちの顔は真剣そのものだった。なかなか難しいのは応援の方に集中するとプレーを見ることができず、いつの間にかにミットに球が収まっていることもある。この辺りはコツが必要なのかもしれない。

 

ボロ負けという試合ではなかったし、途中リードしていた場面、一発逆転の場面もあったのだから、応援しがいのある試合であった。私としては画面越しに、活字上で追っていた応援部を間近に見ることができ、闘魂はを歌うことができ嬉しかったが、欲を言えば、是非勝って欲しかった。

 

次も予定が合えば応援に行こうと思う。ところでだが、この日応援部は、ラクロス→野球→サッカーと応援のはしごだったらしい。なんとも大変だが、それでも彼らは声を張り上げ続けるのだろう。

 

「闘魂は:は歌えるし、歌えるようになったが、校歌格のただ一つは歌えなかった。次までには練習することにする。また、部活やクラスの仲間と野球部の応援に行くのは面白いかもしれない。声を出して、手を振って、一緒のことをするというのは楽しいし、思い出になると思う。

 

ぜひコンパ長たちには東大野球部応援コンパを企画してほしいものだ。